連邦に地下鉄を追加します。Ghostfc3sさんの作品です。
オリジナル版と改変版
オリジナルにたいして改変した版が2つあるようです。
- Subway Runner (Ghostfc3sさん、オリジナル)
- Subway Runner – Revival (Tenhatsさん)
- Subway Runner Revival – Optimized Original (オリジナルに忠実)
- Subway Runner Revival – Optimized Expanded (追加要素あり)
- Subway Runner Revised (Qrsrさん)
- Restored (オリジナルに忠実、公開終了?)
- Revised (追加要素あり)
Subway Runner Revisedですが、追加要素が多く、特にバニラの範囲においても敵が変更されており、メインクエストの進行で困ったことになる可能性が高いです。追加要素をできるかぎり除去してしばらくプレイしてみましたが、クセが強いという印象でした。
Revivalの方はまだ未プレイです。
パフォーマンスを改善する
改変版ではこの問題は解決しているようです。
オリジナル版は結合メッシュが生成されていません。よってドローコールが非常に高くなり、場所によってはパフォーマンスに多く影響します。
結合メッシュについては結合メッシュを作る - 基本知識編にて解説しています。
結合メッシュの生成は屋外が面倒ですが、屋内はとても簡単です。地下鉄内、つまり屋内のセルに限っていえば、簡単に自分で生成できます。
手順をざっくりと説明すると、以下になります。
- CKを起動します。
- Subway Runnerのプラグインを開きます。
- 結合メッシュを生成したいセルを開きます。
- メニューからWorld、PreCombine Geometry for Current Cellで結合メッシュを生成します。
- ニューからVisibility、Generate Precombined Visibility for Current CellでPrevisを生成します。
- 保存します。
ちなみに保存にはかなりの時間がかかります。私のPCでは30秒ほどです。NexusのPostによれば、当時の作者は保存に数十分かかったそうです。これが作者がこのModの更新を停止した理由になっています。そこで、Subway Runnerのプラグインを直接編集するのではなく、パッチを作成してそちらで作業を行えば一瞬で保存できます。
フリーズ対策を行う
Escape Freeze F4SEで改善する可能性が高いです。
私の環境では一部のセルで高確率でフリーズしてしまいます。おそらくはActorが多すぎるためかと思われるのですが、対策を行いました。
結論から言うと、Actorが多すぎるのなら減らせばいい、ということになります。
CIT Stationにスーパーミュータントが10数体いますが、この駅が縦型になっている構造上、地上の入り口から侵入して最初のスーパーミュータントが反応すると、連鎖的にセル内のすべてのスーパーミュータントが反応してしまうようです。おそらくはこれがフリーズの原因と思われます。
そこで対策として、スーパーミュータントはInitially Disabledのフラグを設定して、デフォルトでDisabledの状態にしておき、プレイヤーがトリガーに侵入したらEnabledにして活性化させる、という手法を行いました。バニラでよく使われているスクリプト沸きという仕組みです。
CKの操作方法と、とりわけトリガーボックスの設置方法を知る必要があります。ウェブ検索で「Skyrim CK トリガー 設置」あたりのキーワードで検索を行えば日本語の解説ブログが複数ヒットしますので、それを読んで勉強しましょう。
エリアを地上入り口、地下1階、地下2階、ケンブリッジからの接続口、小部屋1、小部屋2の6つに分割し、それぞれにトリガーボックスを設置、すべてのスーパーミュータントをいずれかのトリガーボックスに紐づけました。
もうひとつ行ったのが、ケンブリッジからの接続口経由で侵入して先に進まずに留まっていると、スーパーミュータントが反応はするのですが、ある程度の距離で止まってしまい近寄ってきません。この挙動はNavMeshに問題があることがほとんどです。CKで確認したところ、やはりNavMeshが切れていました。繋ぐ修正を行ったところ、きちんとスーパーミュータントがプレイヤーの位置まで移動するようになりました。
戦闘に参加するActorの数を減らすのとNavMeshの修正、いずれかがフリーズの対策になったようで、フリーズせずに駅を制覇できました。