CBP Physics for Fallout 4 / OCBP Physics

体型・装備

揺れを実現するModです。

動力

SkyrimでいうところのCBPに相当するModがあります。HDT-SMPに相当するModはまだないようです。

CBP Physics for Fallout 4

CBP Physics for Fallout 4はSkyrimでいうところのCBPに相当するModになります。

Fallout 4のCBPのいいところは、装備側の対応が不要だということです。SkyrimではXPMSSEによるSkeletonの入れ替え、PhysicsのためのWeight付与が必要でしたが、Fallout 4では不要です。

BodySlideでリファレンスを作成する際はCBBE Bodyを選びます。CBBE Body Physicsは古い規格らしく、CBPでは使えません。

設定ファイルはcbp.iniになります。MTM 3BBB CBP OCBP OCBPC Physics Presetを使うのが楽でいいと思います。

設定の仕様はSkyrimのCBPとまったく同じようなので、Skyrimの情報がそのまま使えます。

Skyrimとの違いは服と防具で揺れ方をかえられることです。これは装備スロットで決定しています。Fallout 4はSkyrimと違って、服の手、服の足、防具の手、防具の足といった具合にスロット番号がわかれており、服の上に防具を着けることができるようになっています。

OCBP Physics

CBP Physicsに手を加えて拡張したのがOCBP Physicsになります。CBP Physicsに比べて設定できる項目が増えています。

Nexusでは公開を停止しており、LoversLabにありました。

設定ファイルはocbp.iniになります。ocbp.iniに関するドキュメントがNexusにあります。

3BBB

Fallout 4にも3BBBがあります。Skeletonとメッシュを3BBBに対応させる必要があります。

SkeletonはSkeletal Adjustments for CBBE – Knee Fix – Legs for Days – 3BBBなどです。

メッシュは3BBB (CBBE – TWB)などを使って3BBB用にweightを塗る必要があります。

OCBP Physicsの設定は3BBB用に書き換えます。MTM 3BBB CBP OCBP OCBPC Physics Presetにも含まれています。あるいはSkyrimのCBBE 3BAを参考にしてもいいと思います。

お尻のボーンを手っ取り早く2ボーン化する方法

胸は3ボーンなのですが、お尻は1ボーンみたいです。Skeletonにはお尻に3つのボーンが設置されているのですが、3BBB (CBBE – TWB)は1つしか使っていないようです。

CBBE(非3BBB)のLButtFat_skin/RButtFat_skinを残し、CBBE 3BBBのLButt_01_skin/RButt_01_skinを足すと、2ボーンになります。両者は胸と違って親子関係にないので不具合があるかもしれませんが、タプンタプン度は上昇します。

3BBBが揺れないありがちな原因

  • Skeletonを3BBB対応版にしていない
  • Skeletonが体型と合っていない(CBBE用とFusionGirl用がある)
  • 独自種族を使っているなどの理由でSkeletonが古いまま
  • 装備している防具を3BBB用にWeightを塗っていない
  • 装備している防具が体型と合っていない(CBBE用とFusionGirl用がある)
  • 独自種族を使っているなどの理由でocbp.iniが適用されていない

ボーンの向きが重要?

skeleton.nifをNifScopeで観察してみると、ボーンの向きが違うことがわかります。

CBBE 3BBB用のSkeletonで説明します。

まず、3BBB用のボーンが確認できます。

  • LBreast_01_skin
  • LBreast_02_skin
  • LBreast_03_skin
  • RBreast_01_skin
  • RBreast_02_skin
  • RBreast_03_skin
  • LButt_01_skin
  • LButt_02_skin
  • LButt_03_skin
  • RButt_01_skin
  • RButt_02_skin
  • RButt_03_skin

Buttの02と03はどうやら3BBB (CBBE – TWB)では使われていないようです。

これらはRotationが0なので、正位置であることがわかります。

ボーンをクリックして選択状態すると、向きを示す矢印のようなものが表示されます。左下の凡例みないなものからするに、青がZで上下方向、赤がXで左右、緑がYで前後のようです。この段階で既にずれています。これは親のボーンの向きを引き継いでいるからと思います。ただし、ズレは90度単位なので、まだマシな方です。

問題は、非3BBB用の以下のボーンです。

  • LBreast_skin
  • RBreast_skin
  • LButtFat_skin
  • RButtFat_skin

互換性のために残されているのだと思われます。いらないからとSkeletonから削除してしまうと、これらのWeightが塗られた装備は当該部分が動かなくなってビローンと伸びてしまいます。

これらはRotationが細かく設定されていて、正面をむいていません。揺れの設定をする際は、このズレを踏まえて行う必要があるということです。

なお、Skeleton上でRotationを変更して向きをかえると、すべての装備が影響を受けるようで、位置がずれたりします。Outfit Studioで変更後のSkeletonを指定した上で、Weightを塗り直さないとならないようです。大変すぎるのでオススメしません。

ocbp.iniの書き方

物(胸やお尻など)にエネルギー(ジャンプするとか)がかかると動きます。バネが物を元の位置に戻そうとします。

項目名解説
stiffnessバネの力です。常に一定の力がかかります。値を大きくすると力が大きくなります。
stiffness2バネの力です。物が中心から離れるほど強くなります。
dampingエネルギーの弱まりやすさです。値を大きくすると早く弱まります。
timetick物が動くときの間隔です。物はコマ送りで動いていますが、その間隔です。
maxoffsetX
maxoffsetY
maxoffsetZ
物が動く範囲です。この制限は強力なので、これを越えて動くことはないようです。
LinearXエネルギーの強さです。値を大きくすると遠くまで動きます。
横方向です。
LinearY前後方向です。
LinearZ上下方向です。
rotationX
rotationY
rotationZ
物が回転する範囲です。
gravityBias重力です。値を大きくすると物が重くなります。
物を丸い球体だとイメージすると、値が小さいと風船のように、値が大きいとボーリング玉のようになります。
また、重いと下に沈みます。つまり、胸やお尻が垂れます。
gravityCorrection物が重いとデフォルトの状態で下に沈みますが、それを上方向に打ち消す力です。
つまり、垂れた胸やお尻を元に戻します。
rotateRotationX
rotateRotationY
rotateRotationZ
向きを変更します。
上で解説している「ボーンの向きが重要?」の通り、ボーンの向きを調整できるようです。

それぞれの項目に最適解はないと思っていて、どれかをいじるとバランスが狂うので他も調整する必要がでてきます。

gravityBiasを大きくすると垂れるのでgravityCorrectionで打ち消すのですが、すると上乳のあたりに不自然な段差ができてしまいます。

ocbp.iniのサンプル

CBBE 3BBB用です。常にいじっているので頻繁に更新されます。

ファイル置き場へ

  • 2024/11/6
    • お尻が上下に揺れるようにしました。
  • 2024/9/9
    • ページを更新するのが面倒なので、ファイル置き場に置くことにしました。
    • たゆんたゆん度を大幅にあげて、ゆっくり動くようにしました。
    • 長乳に合わせていることに留意してください。
  • 2022/11/13
    • Whitelistが長すぎると無効になってしまうようなのでuseWhitelistを使うのはやめました。
  • 2021/10/10
    • たゆんたゆんになるよう調整しました。これまでは現実的な揺れを目指して減衰を多めにしていましたが、そういうのはたぶん見ていてつまらないです。
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