濡れることにこだわる

環境構築

濡れるということに関するModについてまとめました。

表現の追加に使用しているMod

拙作のSimple Waterdropsは水滴の表現を追加します。雨に振られているとき、泳いでいるときにエフェクトが表示されます。このModを作った理由は、当時NPC対応にSPIDを使っているものを見つけられなかったので自作したということです。今となってはSPIDを使用した類似Modがいくつかあると思います。

Soaking Wet – Character Wetness Effectは濡れた表現を追加します。濡れた表現に使われている技術ですが、【Skyrim】グロス値の変更とスペキュラの設定による見え方の違い(Skyrim箱庭DIY)にて解説してくれています。また【Skyrim SE】ENB設定でヌルテカ 調整すべき項目とは(てんぱーれす)でも解説してくれています。どうやら、メッシュ、テクスチャ、ENBを調整することでヌルテカ表現が可能であるが、それを水に濡れた時に強調する、ということのようです。

Cold Region Behavior - Beta Testは寒い地域で泳ぐと、水から上がった後に身体に霜の表現が追加されます。

ペナルティ

ベセスダ公式のサバイバルモードは体温の概念を追加します。極寒の地域で泳ぐとあっというまに体温が低下します。おそらくは10秒くらいで死ぬと思います。少し寒い地域では特にペナルティはないようです。

服の揺れ方をかえる

上記のModの組み合わせでだいぶイマーシブになります。ですが服が濡れたという感覚が少なく、極寒の地域でもなければペナルティもないため、服のまま泳ぐことへの抵抗がありません。ここに手を入れてみました。

泳いだ時と屋外で雨に振られている時に、服を濡れたバージョンに差し替えます。水から上がったり雨がやんだり屋内に待避したり、時間経過で元に戻るようにします。この機能はEquipment Managerに実装しました。

濡れた服のバージョンですが、HDT-SMPの設定を調整することで、普段は風がふくとヒラヒラ、濡れているとあまりヒラヒラしない、という感じにします。HDT-SMPの設定そのものを動的に変更することはおそらくはできないので、服そのものを交換することで実現しています。

HDT-SMPの設定

以下のように調整しました。服はBacksteppoさんのFrench Maid、なすのさんのBacksteppo French Maid SMP 0-3 [CBBE SMP(3BBB) / BHUNP]になります。

boneのmassを0.05から0.2にあげて、重みを増します。Windによるヒラヒラを抑える効果があります。よくわからないのですが、上げすぎるとスカートが地面に向かって落ちたり、太ももを突き抜けます。

linearDampingとangularDampingを0.99にあげて、減衰を速めます。いつまでもヒラヒラせず、すぐに揺れが収まるようにすることで、服が濡れて重いという感じを出します。

angularLowerLimitとangularUpperLimitを減らすことで、揺れる可動範囲を小さくします。

風でヒラヒラしなくなるのが大きいです。

エンチャントが無効になる

服が差し替わるということは、普段着ている服にエンチャントを施していた場合に、濡れたバージョンになった時点でエンチャント効果が失われるということになります。これが実質的なペナルティです。

濡れたバージョンにも同じエンチャントを施せばペナルティを無効にできてしまうので、ダミーのエンチャントをあらかじめ付与しておくといいでしょう。濡れた服を着ていると重い、ということで移動速度低下がいいかもしれません。

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