BodySlide and Outfit Studioのコツ

体型・装備

知っておくと便利だったり楽できたりすることをまとめます。

BodySlideで装備を選んでからOutfit Studioを開く

プレビューで見た目を確認しながら開けるので便利です。

テクスチャを一時的に消す

メニューからEnable Texturesを選ぶと、テクスチャの表示をオン・オフできます。キーボードのTを使うとさらに楽です。

Weightを塗る時、マスクがかかっているところの判別、クリッピングの修正など、テクスチャが表示されていると見づらい場合があるので、一時的にオフにしましょう。

リファレンスのスライダーやWeightを消す

自分が使わないものは、装備から毎回削除するよりも、リファレンスから削除しておく方が効率が良いです。

例えば、SE 3BBBで胸、尻、太もものWeightは要るのでFantasyボディを使いたいが、お腹や性器に関連したスライダーとWeightは要らないという場合です。装備のProjectを開く要領でSE 3BBB.ospを開き、不要なスライダーやWeightをProjectから削除して保存するだけです。

胴装備以外もリファレンスを保存して確認する

Outfit StudioでProjectを保存したあと、BodySlideでプリセットを適用してメッシュを生成しますが、この時にクリッピングの確認ができます。わざわざゲームを起動して確認するのは時間がかかりますし、クリッピングの原因がメッシュの位置が悪いのか、それともWeightがおかしくてリファレンスがはみ出しているのかの切り分けは慣れないと難しいです。

下の画像は、左がBodySlideのプレビュー、右がOutfit Studioです。BodySlideではみ出しているところはゲーム内でもはみ出すので、ここで直せるものは直しておきましょう。最後にリファレンスを含めずに保存すればいいです。

マスクが勝手にかかるのには意味がある

Weightの塗り忘れがあるとProjectの保存時に怒られた後に、塗り忘れの部分に自動的にマスクがかかります。メニューのTool、Invert Maskを選ぶと、マスクが反転します。この状態で塗れば、Weightの塗り忘れの部分だけを塗ることができます。

Fixed Weight Brushにチェックを入れておくと、Weightの塗りすぎを防止できます。Brush SettingsのStrengthで強さを指定できます。

体型をうまく変換できないときは

まだ原因がわからないのですが、CBBE LEの装備をテンプレートを使ってCBBE SEに変換しようとしても、Shapeの位置がずれたり、サイズが合わないことがあります。こういう場合は、頑張ってOutfit Studioで格闘する前に、UNP版を探してUNPからCBBE SEに変換する方がよかったりします。

おそらく、テンプレートはあくまでもSkyrim LE用CBBE BodySlideのデータをSkyrim SE用CBBE BodySlideのデータに変換するためのもので、BodySlide非対応のnifデータは変換できないっぽいです。

Shapeを簡単で綺麗に変形させる

よくわからないうちは盛り上げツールとへこましツールでひたすらいじっていたのですが、実は遥かに簡単にいじる方法があります。

Transform toolを使うと、Shapeの変形する様子を目で確認しながら移動、回転、拡大縮小することができます。

Shapeを右クリックして出てくるメニューのMove、Scale、Rotateで数値を入れると変形できます。

スライダーを動かして変形させることができます。メニューのSlider、Set Base Shapeを選ぶと、その形を初期値に変更できます。スライダーは0~100%までしか動かせませんが、数値を直接入れることでさらに動かせます。マイナスの数値を入れることもできます。

クリッピングを修正する(邪魔なものを消す)

クリッピングはリファレンスが防具からはみ出して見えてしまう現象のことです。揺れたりスニークしたり大きい動作をするとはみ出ることが多いです。これを修正していくのは地道で大変な作業になるのですが、方法がいくつかあります。

Shapeを盛り上げる

盛り上げツールで防具のShapeを膨らませていくやり方だと、丁寧にやらないとShapeが歪んでしまいます。

そこで、Outfit Studioのスライダーで機械的に変形させます。メニューのSlider、Set Base Shapeを選ぶと、その状態が初期値になります。リファレンスを含む場合はリファレンスも変形してしまうので、リファレンスを読み込み直すと元に戻ります。

Shapeを変形させたら、スライダーの再設定とWeightの塗り直しが要ります。

リファレンスを削る

肌が広範囲にまったく見えない部分に関しては、無理に装備を加工するよりもリファレンスを削るかへこませるほうが簡単だったりします。

削るには、以下の手順で作業します。

  • リファレンスの残したい部分にマスクをかけます。もしくは、削りたい部分にマスクをかけてから反転させてもいいです。楽な方がいいでしょう。
  • メニューからSlider、New Zap Sliderを選びます。
  • 名前を聞かれるのでわかりやすい名前を付けます。(例:Zap Body、Zap Breast、Zap Butt)
  • BodySlideの一番上に作ったZap Sliderが出てきます。チェックを入れると削りが有効になります。

変なところに影が出来る、防具が透けて見える

例えば胸から肩にかけて影が出来たり、胸にある防具の一部が背中側から見ると透けて見えたり、おかしな状態になることがあります。

原因はWeightの量がおかしいためです。Weightの重なっている部分は上限があるようです。Weightは青が弱くて赤が強いです。つまり、Breast 1、2、3をすべて真っ赤にすると、重なっているので見た目がおかしくなります。

これを修正するのがNormalize(正規化)です。機械的にWeightを塗るとこのNormalizeを自動で行います。

手で塗る場合は、右下のNormalizeにチェックを入れておくと、塗っている箇所に他のBoneのWeightも重なって存在している場合に、他のBone側のWeightが訂正されて弱くなっていきます。逆に、他のBoneのWeightが弱く塗られている場合は、いま塗っている箇所が自動的に強く塗られます。

Outfit Studioで編集してもBodySlideに反映されない

BodySlideで装備Aを開き、Outfit Studioで装備Aを開いて編集して保存、BodySlideに戻ってもそのままでは反映されません。

BodySlideに戻ったら装備Aから装備Bに切り替えて装備Aに戻る、またはBodySlideを再起動させると反映されます。

BodySlideのRefreshは完璧ではないみたいなのでオススメしません。

ゲームの中で見ると装備の色がおかしい

Shapeの並び順には意味があります。一色しかない装備はだいたいOKですが、ひとつのメッシュで複数の色のバリエーションが用意されている装備の場合、TextureSetという機能を使っていることが多いです。

このTextureSetはShapeの並び順が変化するとTextureの順番が合わなくなってしまいます。BodySlideでは問題なくても、ゲームの中で見るとおかしくなります。

CBBE 3BA化でWeightをコピーする際に関係ない部分はそのままにする

CBBE 3BA化は胸、尻、ふとももあたりのWeightを塗り直す必要があります。ほとんどは機械的にコピーすることになると思いますが、関係ない部分のWeightが破壊されてしまいます。特にスカートのような、ふとももや尻のWeightが塗られてほしくないもの、NPC Pelvisなどです。

CBBE 3BAのWeightを塗ったあとに、元の装備のメッシュをLoad Outfitで読み込みます。このときKeep other shapesにチェックを入れておきます。

元のShapeから復活させたいBoneのWeightだけを選び、CBBE 3BA化済みShapeにコピーすると、壊れた部分を元に戻すことができます。

BodySlideでは正しく見えるのにゲーム内だと動きがおかしい

LEのModの一部はNifファイルに余計なデータが混ざっているらしく、それを消さないと動きがおかしくなるようです。Outfit StudioでメニューからEdit、Remove Skinningを実行すると消すことができます。これを実行するとすべてのweightが消えてしまいますので、なるべく最初の段階で実行しておきます。

胴とその他で身体の動きが一致せずおかしい。

ゲームの中で体型が一致しない

原因はさまざまですが、以下の点を確認します。

  • Outfit StudioでProjectを保存する際にLow/High Weight Outputを選んでいるか。(Singleだとメッシュ名.nif、Low/Highだとメッシュ名_0.nifメッシュ名_1.nifを出力、SingleだとWeightに追従しない)
  • espのArmor Addonでメッシュ名_1.nifを指定しているか。(メッシュ名.nifだとWeightに追従しない)
  • espのArmor AddonでWeight slider – FemaleがEnabledになっているか。
  • そもそも動作確認している防具は当該メッシュを使っているのか。(メッシュを削除してゲームを起動して透明になればOK)

Shapeが2重に表示される

NifではShapeは1つなのにゲーム内で2重に表示されることがあります。

防具のスロットが複数ある場合に起こるようです。HDT-SMP化した防具はスロットを1つにするといいようです。

リファレンスを差し替えると既存のスライダーがおかしくなる

リファレンスを加工するためのスライダーを自作したとします。

3BAのバージョンが上がるなどして、リファレンスを差し替えると、スライダーが動作しなくなってしまいます。

Shape名に変更がなくてもおかしくなるので、内部的に識別するためのIDか何かがあるのだと思われます。

以下の手順を踏むと確実にスライダーが反映されることがわかっています。

  • 自作スライダーのスライダー設定をBSD形式でエクスポートする。
  • リファレンスを差し替える。
  • 自作スライダーを削除する。
  • プロジェクトを保存してOutfit Studioを再起動する。
  • 同名のスライダーを作り直す。
  • スライダー設定をインポートする。

この手順を踏まないと、Outfit Studioでは問題ないのにBodySlideだと変形しない等の不具合が起こります。

スライダーを作り直す際に、事前にスライダー設定をnif形式でエクスポートしてしまうと、インポートの際にShape名が不一致であると言われて失敗します。BSD形式だとうまくいくようです。

スライダーの並びはかえられる

Outfit Studioではどうやら作った順にスライダーが並ぶようですが、スライダーの順番はospファイルにて定義されています。ospファイルはただのXMLなので、自由に並べ替えることができます。よく使うスライダーを上に持ってくると編集効率が上がります。

BodySlideで生成したメッシュのファイル名前を変更してはダメ

どこかでファイル名が使われているらしく、モーフが狂います。

1つのProjectでスライダーをあれこれ変更して複数のメッシュを生成しようとしてもだめなので、面倒でもProjectを複数用意して望んだファイル名でメッシュが生成されるようにしたほうがよさそうです。

胸を大きくすると下乳がクリッピングを起こしやすくなるのはなぜなのか

未だに理屈ではわかっていません。素体と全く同じWeightを塗れば同じ動きになるはずなのに、実際は違うようです。少しズレがあって、胸が大きくなるほどズレも大きくなり、クリッピングを起こすようになります。

試行錯誤の結果、解決のポイントは2つあって、胸の動きにしっかり付いていくことと、余分なブレーキがかからないことです。

Weightを塗る際は実際のプリセットを適用して、胸を大きくした状態で塗るといいです。体型にもよりますが、CBBE 3BAであればBreast01、02、03をしっかりと塗ります。

Chest、Spine、Pelvisあたりが胸にもかかっていると思います。胴のWeightがあるということは、胴の影響も受けるということです。胸が大きいときは胴からの距離が離れており、胴の影響はほとんど受けなくなるので、上下の揺れが大きくなっているはずです。よって胴のWeightがあってはダメというわけです。

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