キャラクターのプリセットを使ってコンパニオンを作ってみたときの作業のまとめです。
概要
作業は大きくわけて2つあります。
- NPCとしてゲームに登場できるようにする
- NPCをコンパニオンとして動作するようにする
今回は1の説明になります。2はAFTなどを使うのが手っ取り早いと思います。
Actorを定義する
LooksMenuでプリセットとして選ぶためにPresetFemale(PresetMale)というActorが定義されています。キャラクタープリセットModはこのActorに手を加えています。このActorはあくまでもプリセット用なので、ゲーム内に登場して動作するようには作られていません。
このActorをコピーして単独のNPCとして動作するように手を加えます。
SkyrimではFaceGenデータの作成が必須でした。作成しないと正常な見た目にならなかったわけです。どういうわけかFallout 4ではModで作成したActorはFaceGenデータを作成しても使われないようです。ですのでFaceGenデータは不要なのですが、念のために作成しています。
CKでプリセットのespを読み込み、Actorを複製します。複製した方のActorだけを選択した状態でCtrl + F4を押してFaceGenデータを作成します。
以降はFO4Editで作業することが可能です。
左がキャラクタープリセット、右がコンパニオン候補のNPCです。
項目名 | 説明 |
---|---|
EDID – Editor ID | 何でもいいです。重要ではないのでCKで自動的についたもののままです。 |
Essential | 不死身フラグです。 |
Unique | この世界に1人だけしかいないという扱いになります。詳しいことはよくわかりません。 |
PC Level Mult | プレイヤーに合わせてレベルが同期します。 |
PotentialCompanionFaction | コンパニオン候補であるという設定です。なんとなく設定しただけです。 |
VTCK – Voice | 声の種類です。 PlayerVoiceMale01はプレイヤーの声なので、NPCとして話すような設定が存在しないため、基本的にしゃべりません。 FemaleChildは人間の子供の声です。 声はSkyrimと違って選択肢がほとんどありません。 |
Aggression | Aggressiveにすると戦ってくれるようになります。 |
Confidence | Foolhardyにすると相手が誰であっても逃げません。 |
FULL – Name | 名前です。お好きなように。FO4Editであれば日本語も入力できます。 |
MWGT – Weight | 体型です。初期値であって、ゲーム内でLooksMenuを使って変更もできます。 |
Actorを生成する
ゲーム内でコンソールを開き、以下のコマンドで生成できます。
player.placeatme <actorのbase ID>
Base IDは環境でかわります。
この例だと01001EE2になります。
あとは雇用したりLooksMenuで見た目をかえたり、装備を変更したりしましょう。
Go to Bedでバニラ枠以外のコンパニオンも寝るようにしてみました。