ラビのセリフを増やしてみました。かなり大変だったので、忘れないようにまとめておきます。
参考サイト
- セリフ用Questの作成【セリフの管理】- 方向音痴のSkyrim
- Skyrim Mod制作:日本語音声のLIPファイル(口パク)の作成方法 (2018/6/5追記) – Thinking Skeever
- 文字化けとCK【skyrim-CK】文字コードについて – The Way Of The Voice
各種ツールを準備する
SE用CKをインストールします。Bethesdaランチャーでインストールです。CKのバージョンが1.5.3で古かったのですが、アップデートは出来ない(効かない)みたいなので、一度アンインストールしてから再度インストールしたら最新の1.5.73になりました。
CK Fixも入れておきます。あるのとないのとでは雲泥の差です。LIPファイルを作る必要があるので、FaceFXWrapperも合わせて入れておきます。そして、readme.txtに書いてある通りに、Data\Sound\Voice\Processing\FonixData.cdxというファイルをLEからSEにコピーしておきます。
CKはセリフを管理するTopic Infoの画面を開こうとすると、セリフが日本語だった場合にCTDしてしまいます。色々と面倒だったので、CKでは英語で作業することにして、SSEEditでパッチを作って日本語化しました。このためにラビの英語版が必要になります。Nexusに英語版の2.0がありますが、必要なのはespファイルだけです。バージョン表記が日本語版は3.0なのに英語版は2.0と古いので心配でしたが、Favorのセリフに関してはFormIDが同一で増減もなく、とくに問題ありませんでした。
Lazy Voice Finderというツールで、既存のespファイルに含まれているセリフ一覧を表示させて、右クリックでwavファイルを取り出せます。これがないとやってられないくらい大変素晴らしいツールです。
セリフを増やす
まず、ラビは英語版に切り替えてください。
SSEEditでRabi Follower.espを開き、Rabi Dialog Patch.espというパッチを作ります。今回はDialog InfoのaaaRabi__DialogueFavorGeneric_Agreeを増やすことにしました。これをCopy overrideでESP形式のファイルを新規作成します。ESPFEではダメです。
CKでRabi Dialog Patch.espを開き、aaaRabi__DialogueFavorGenericというクエストのFavorタブを選び、セリフを追加していきます。セリフはローマ字で入力します。これでwavファイル名が確定します。フラグはRandomにチェックを入れておきます。
wavファイルを用意する
Lazy Voice Finderでwavファイルを抜き出し、Audacityで加工しました。
ファイルはSound\Voice\Rabi Dialog Patch.esp\aaaRabi_VoiceType\aaaRabi__D_aaaRabi__Dialog_00002F99_1.wavという感じに置きます。MO2ですが問題ありませんでした。
LIPファイルを作る
CKでRabi Dialog Patch.espを開くと、作成したセリフが聞けるようになっているはずです。ここでLIPファイルを作ります。MO2の場合は出来たファイルがoverrideに置かれるので、きちんと移動しておきます。
日本語化する
ここからはラビを日本語版に戻してOKです。
SSEEditでRabi Dialog Patch.espを開き、Copy overrideでRabi Dialog Patch JP.espというESPFE形式のパッチを作ります。セリフを日本語にします。
こうすることで、オリジナルのRabi Follower.espがバージョンアップで変更されても安心、Rabi Dialog Patch.espは英語のままなのでセリフの追加・修正時にCKでそのまま開ける、Rabi Dialog Patch JP.espで日本語化となります。
ゲーム内で確認する
Favorで何か指示するなり、スクリプトでSayさせるなどしてしゃべらせます。