はじめに
NinirimさんのSisterという装備です。Skyrim LE用で、HDT-PEでスカートがヒラヒラします。
SunJeongさんのNinirim CollectionがSkyrim SE用で、Sisterも含まれています。ただし、スカートはバッサリとカットされておりショートスカートバージョンになっています。
今回は、スカートをLE用から持ってきて、それ以外はSE用を使いました。
スカート
HDT-PEとHDT-SMPの違いは、設定ファイルの仕込み方と記述方法だけです。ボーンとWeightはそのまま使うことができるので、設定ファイルだけを作り直せば、とりあえずはヒラヒラさせることができます。
まずスカートのメッシュをLEからSEに変換します。Outfit Studioで開けば変換するか聞かれるので、それだけでいいのかもしれません。
NifScopeでメッシュを開き、設定ファイルに関するノードを除去します。
あとはHDT-SMPの設定ファイルを用意して、NifScopeで設定ファイルに関するノードをあらためて追加すればいいです。
設定ファイルはCaenarvonさんのMAGECOREからDress Bのものを参考にしました。身体のコリジョン用Shapeも拝借して組み込みました。
ところで、前は特に不満はなかったのですが、後ろ側のボーンの1つがWeightが広範囲に塗られているせいで動きがぎこちなく感じましたので、一から塗り直しました。
そのうち1本では足りないように感じてきたので、MAGECOREから移植しました。MAGECOREは前後に4本ずつあり、滑らかに動くようになりました。

ブレスレット
右手首からチェーンが長く伸びているので、これをヒラヒラさせてみました。
まずはOutfit StudioでShapeのWeightを眺めながら、追加するボーンの位置を見定めます。
Bonesタブに切り替えてから、メニューからView、Show Bonesでボーンを可視化できます。

ボーンは NPC R ForearmTwist1 [RLt1] にしました。Bonesの一覧からNPC R ForearmTwist1 [RLt1]を右クリックしてAdd、Custom Bone…を選びます。名前を Chain00 としました。
今度は Chain00 から同様の手順で Chain01 を追加します。Chain05 まで追加しました。
Chain00 を右クリックしてEdit Bone…を選び、Originの座標を調整して位置合わせをします。もっと効率の良い方法がありそうですが、調べるのが面倒なのでこれで妥協しました。
Chain00 は起点となり揺れません。Chain01 からが揺れるボーンになります。
頑張って Chain01 から Chain05 までのWeightを塗ります。
ここで保存してOutfit Studioを終了します。Chain00 が表示から消えますが、これはWeightがいずれのShapeにおいても塗られていないボーンは表示をしないという仕様のためのようです。メッシュのデータとしてはきちんとあるので問題ありません。
NifScopeで開き、ノードのフラグを設定します。

起点の Chain00 と末端の Chain05 は14にします。中間の Chain01 から Chain04 は6にします。スカートのボーンがそうなっていたので合わせました。理由はわかりません。これをしないと揺れがおかしくなります。

ベール
ブレスレットと同様にボーンを追加していきます。

NPC Head [Head] を起点に Veil00、Veil10、Veil20 を追加、そこから下に向かって、Veil00 からは Veil01、Veil02、Veil03 を追加しました。Veil10 と Veil20 からも追加して、3本の線とします。
色々試した結果、Veil00、Veil10、Veil20 はRotationで向きを変えます。すると、そこからぶら下がるノードはOriginでZを下げるだけで済むようになります。
編集中のコツとして、保存すると Veil00、Veil10、Veil20 が消えるので、ダミーのShapeを用意して Veil00、Veil10、Veil20 のWeightを塗っておきます。Zapで消してBuild時のメッシュには含まれないようにします。これで Veil00、Veil10、Veil20 が一覧から消えなくなります。
3本にしたのは、1本だと左と右が天秤のように連動して動いてしまい、ぎこちないと感じたためです。スカートも大抵は3本だったり5本だったりします。
ベールが内側に動いて髪が飛び出すのが嫌だったので、コリジョンを追加しました。

VirtualGroundのShapeを拝借しました。頂点を増やして広げて配置しました。
ベールと接触しないようにします。そうしないと常時衝突判定が発生してFPSが下がります。
塗るWeightはHeadとSpine2にしました。Spine2も塗らないと、頭の動きだけでは下側が後方に飛び出しすぎます。

形状は私が使っているWigに合わせました。左右に大きく広げて作らないと、抜刀の体勢で頭が左に向いた時にカバーできません。

