スライダー設定はエクスポート&インポートできる
作り込んだスライダー設定は、他のマッシュアップ装備でパーツを使いわますときにスライダー設定も使い回せます。
まず装備1つ分でProjectを作り込みます。
パンツはスライダーとWeightを塗っておきます。
リファレンスと装備のShape(この例ではパンツのShapeが1つあるだけ)だけにして、リファレンスを凹ますスライダーを作ります。
スライダーを紫色にしてリファレンスを選択した状態でメニューからSlider、Export Slider Data、Export BSDを選びます。名前を付けて保存します。仮にTrim Butt.BSDとします。
新たなマッシュアップのProjectを開き、Load OutfitでパンツのShapeを読み込みます。リファレンスはいらないので削除します。
パンツ用の凹ましスライダーをTrim Buttという名前で作成したら、スライダーを紫色にしてリファレンスを選択した状態にしてメニューからSlider、Import Slider Data、Import BSDを選びます。
さきほど保存したTrim Butt.BSDを選ぶと、スライダー設定を引き継ぐことができます。
スライダー設定をエクスポートしておけば、色々なマッシュアップ装備を作る際に使い回せるので、凹まし作業を何度も繰り返す必要がなくなって楽できます。
スライダー設定のエクスポートは形式をいくつかの中から選べるのですが、nifだとインポートでエラーになる場合があり、その場合でもBSDだと問題なかったので、BSDの方が良さそうです。ただし、エラーはなくても変形しない場合があり、その場合はスライダーを削除してプロジェクトを保存、Outfit Studioを再起動してスライダーを作り直してからインポートするとうまくいくようです。
胸のようにスライダーが複雑に絡む箇所はへこましスライダーを2つ用意する
単純にweight 0で小さく、weight 100で大きくなるのであれば、凹まし用スライダーは他のスライダーと同調するように変形していくので、1つあればいいです。
ところが、あるスライダーは100%に向かっていき、別のスライダーは0%に向かっていくような複雑な変化のプリセットである場合は、凹まし用スライダーはweight 0用とweight 100用の2つ用意したほうがよさそうです。
スライダーが1個しかないと、weight 0に合わせて作るとweight 100にしたときにクリッピングが起こり、weight 100に合わせて作るとweight 0にしたときに凹みすぎるのです。
Trim Breasts Lowがweight 0用、Trim Breasts Highがweight 100用で、それぞれ最適な凹み方になるよう作り込んだら、BodySlideでは以下のように調整します。
装備の歪みもついでに直せる
スライダーを機械的に適用した場合、胸の変形はいいがブラの紐が歪んだり縁が歪んだりすることがあります。複数のスライダーが絡んだ結果、ある頂点は期待通りに動くが、別の頂点はあらぬ位置に行ってしまうからなのだと思われます。
こういうときは修正用スライダーを用意して、それで修正するといいです。私は胸の凹まし用スライダーにてリファレンスの凹ましとブラ紐の歪み修正をまとめました。
Micro Hot Pants
Micro Hot PantsとShino School Uniformsのストッキングの組み合わせ。
ストッキングは黒くしました。
Fox Collection 53
Fox Collection 53です。UniBody Referenceで谷間は乳袋を回避していますが、Shapeの形状が元から乳袋気味なので、下側は回避できませんでした。
腰は少しやりすぎたかもしれません。