YASHに別のPerkオーバーホールを組み合わせる

環境構築

YASHにVokrii – Minimalistic Perks of Skyrimを組み合わせてみたので、その手順について説明します。

YASHはSkyrimの全体をオーバーホールするModです。Perkツリーも大幅に変更されています。バニラのPerkツリーをYASH準拠にしたという感じで、奇抜なものはありません。

ですが長いこと遊んでいるとマンネリ化してくるため、違うPerkオーバーホールを試してみたくなりました。そこで今回はVokrii – Minimalistic Perks of Skyrimを導入してみました。

Perkにもいろいろある

まずPerkツリーです。プレイヤーがレベルを上げてPerkポイントを獲得し、スキル画面で習得するのが目に見えるPerkです。これはNPCも持っていることがあります。

目に見えるPerkはバニラ由来のものとYASHが独自に追加したものがあります。両方が合わさってPerkツリーを構成しています。

もう一つは目に見えないPerkです。これは習得するものではなく、裏で仕事をしているものです。武具のスキル不足によるペナルティやNPCの弱点と耐性を実現します。

Perkを置き換える

合わせて調整するのはとても大変なので、YASHのPerkツリーを完全になくして、Vokrii – Minimalistic Perks of SkyrimのPerkツリーで置き換えることにします。

まず、YASHのPerkツリーの削除ですが、バニラ由来のものはそのままにします。Vokriiで上書きされるからです。

YASHが独自に追加しているPerkツリーはすべて削除します。ESPFE形式のパッチを作り、PerkのEffectをすべてRemoveするのが簡単です。PerkのEditor IDがYASH2_スキル名のものが該当します。例えばYASH2_AlterationDualCastingです。

裏で仕事をしているPerkは削除しません。YASHの機能がなくなってしまうからです。PerkのEditor IDがYASH2_Perkのものが該当します。例えばYASH2_PerkUAPです。

Editor IDがYASH2_で始まらないPerkはバニラの裏で仕事をしているPerkですので、そのままにします。

Spellも確認する

VokriiにはSpellもあります。こちらは競合はありませんでした。

ただ、USSEPの変更をバニラに戻しているので、気になるならUSSEP仕様にした方がいいでしょう。

スクリプトも確認する

私の環境では11個のスクリプトが競合していました。

The Ultimate Dodge Modと9個が競合

なぜドッジModと競合するのか不思議に思いましたが、何か機能を足しているのではなく、これらはバニラに存在する不具合を修正したスクリプトのようです。TUDMとVokriiのスクリプトは同一なので、気にしなくていいようです。

採掘用スクリプトが競合

mineorescript.pexがYASHやその他のModと競合しました。

これは採掘の時に使われるものです。Vokriiには鉱石の獲得数を2倍にするというPerkがあり、このための処理が追加されていました。

YASHは鉱石の獲得数を大幅に増やす修正を加えています。Ars Metallica – Smithing Enhancementは採掘で経験値を獲得できるようにする修正を加えています。

よって、これらの処理をすべてマージしたスクリプトを書かないとなりません。

マージしたものを作りました。

MineOre - YASH - Ars Metallica - Vokrii

罠の発動スクリプトが競合

traphitbase.pexがTrap Fixと競合しました。

Vokriiには罠から受けるダメージを減らすPerkがあり、このための処理が追加されていました。

Trap Fixはスクリプトが過負荷状態になるのを防止する処理を入れてあります。Trap FixをVokriiのPerkを見るようにしました。

他にも罠に手を加えているModとは競合すると思われます。

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